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「さみ・くり」ぶぅ~ろぐ

samikuri.exblog.jp

基本的に何でもアリなんですが、日々気になった事や撮影した画像を掲載します。

白根の大凧合戦

明日の6日(月曜日)までやってるのですが・・・

市町村合併で新潟市になってから初めての「白根市の大凧合戦」から「新潟市の“白根凧合戦"」が先週から始まってましたから、土曜日に行って来ました。

白根の大凧合戦_b0050151_2324248.jpg
上空を高く上がる「日吉丸」の大凧


午後から風が弱まり、引き手の大人50人が一斉に引き綱を引いて全力疾走しないと上がらないんですよ・・・。
風があれば何の事無く上がるのですが、それだけ白根の大凧は大きいのです。
(畳24枚分のサイズと言いますが、縦7m×横5mもの巨大な竹と和紙で作った凧が上がるんです。)

なので合戦が出来ない各組はもんもんとスタンバイしてましたが、時間切れ間際に合戦にならなくても良いからとにかく大凧を上げました。
川に落とさないように上空高く上げ、傷を付けないように土手へランディングさせてました。 (^_^;)



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実は昨年水害の有ったお隣の三条市と、見附市今町・長岡市中之島にも凧合戦が有るのですが、まったくそことはスタイルが違います。

三条方面の凧合戦は凧を「たこ」と呼ばず「いか」と呼び、引綱にガラスの粉を塗ってあり、相手の綱を切って落とす事で勝敗が着くのですが・・・
ココ白根の凧合戦は川(中ノ口川)を挟んで両岸から白根と味方村の凧を同時に上げ、空中でお互いの綱を絡め、いったん川に落とします。
絡まった引き綱をその後たぐり寄せ、ピンと張ってからせーのでどちらかの綱が切れるまで綱引きをして勝敗を決めます。

つまり、両軍の凧を絡める為にただ上がるだけのセッティングではなく、白根側はあまり高く上がらず滞空時間を長く取れるように、そして味方側は一旦上昇してから相手側の方へ落ち、互いの引綱に絡まるような仕掛けになってます。

そんな微妙なセッティングなので、「凧風」と言われる川に沿って吹く北風が無いと合戦になりません。


この白根大凧合戦の始まりは中ノ口川の河川改修工事が終了した記念で川東の(白根側)農民が上げたのだが、反対側の西白根(旧味方村)の田畑に落ち、怒った農民が対抗して白根側に凧を落としたと言う伝説から始まったとされます。

だから、ただ凧上げをして楽しんでる訳じゃありません。

正に戦いなのです。


大きな凧がテイクオフする緊迫したあの瞬間が私は昔から大好きです。

昼前迄は凧風が吹き合戦が10数回ありましたが、午後から風が無くなり大凧が上がらず、
巻凧(小さい六角凧)しか上がらないのでフラストレーションがたまりました・・・。
今日(日曜)は風向きが西風なのでパスしたし、明日の最終日に風向きと天候を見て、もう一回行ってみようかな~と考えてます。

高校時代に写真を撮りに通いましたが、今回久し振りに撮りました・・・。
なにせ、あそこには青春の記憶が・・・あるんですよ。
で、またノスタルジックに浸ってこようかな~と。


by samiell | 2005-06-05 23:37 | Photo’s

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